大学生が不動産投資について学校で学べる限界とは

不動産投資について学びたいと考えたときに大学に通うのは選択肢の一つです。ビジネスや経営について基礎から学べるのはメリットですが、実際に実践に結び付けられるような能力を身につけることができるのでしょうか。





大学における不動産投資の勉強の意義


大学で不動産投資について学びたいと考えたら経営学科やビジネス学科、会計学科など様々な学科を選ぶことができます。

都市研究科や都市計画学科なども選択肢になるでしょう。大学で不動産投資について勉強することの意義は専門的な方向性から知識をつけられることです。既に体系化されている理論に基づいてどのようにすれば収益を上げられるかや、基本的な税務処理の行い方、収益物件の選び方の理論的側面などを学ぶことができます。

基本的には座学であり、不動産投資についての専門的な講義よりは専門課程で学んできた理論の応用として不動産投資を取り上げているのが一般的です。基礎から応用への入口としての考え方を学ぶのに適していると言えるでしょう。


不動産投資について教える大学の先生


不動産投資についての講義を行う先生についてもある程度の理解をする必要があります。大抵の大学の先生は基礎研究を行っていて、新しい市場理論を考案したり、既存の理論の応用の可能性を拡張したりすることに興味を抱いているのが一般的です。そのため、理論から考えてケーススタディをするのには優れていても、自分自身で不動産投資をしている人はあまり多くありません。

その大学の学科での専門的な立場から、不動産投資について説明したり、世の中で行われた実例について考察したりする能力は高いでしょう。しかし、それを実践に結びつけるための力を大学の先生自身が持っていないことも多いのです。経験がない可能性が高い点については理解した上で大学で学ぶ必要があります。


座学よりも実践を


不動産投資をするための基礎的な知識をある専門的な視点から身につけるというのは決して悪いことではありません。

その知識があると実践に踏み切りやすくなるのは確かだからです。しかし、大学で学んでいくら知識をつけていったとしても、不動産投資を実践して経験を積むのに勝ることはないでしょう。座学では一般性が求められているため、個々のケースに必ずしも完璧に対応できるわけではありません。理論的には正しいと判断できる空室対策を行っても、入居者が増えないというようなケースもあります。実際に経験を積んで多少の失敗もしてみることが最も不動産投資の実践能力が高まるでしょう。座学にこだわりすぎずに実践に乗り出すことが大切なのです。

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