不動産投資で赤字?うまい話に騙されないで!
預金金利の低さを受けて、不動産投資について興味のある方も増えてきています。もちろん資産運用として大きな柱となるものではありますが、きちんと理解して投資しなければ赤字を生むこともあります。業者の話をうのみにするのではなく、きちんと判断できるようにしておきましょう。
利回りの確認はしましたか?
不動産投資は額が大きいものとなります。できれば失敗しないように情報収集をしていきましょう。まず目に付くのが利回りについてですが、高い利回りをうたっているものもよく見かけます。低い預金金利と比較して、非常にリターンの大きな投資方法だと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、その利回りもよく確認をしてみると単純に利益だけを計算したものではないことも多いのです。物件によっては修繕費がかかるものもあります。そのような支出面についても考慮して計算すると、実際に利益が出ないことや赤字になることも珍しくないのです。数字を見るだけではなく、その数字がどのように算出されたかというところまで確認しておくことが必要になります。
いわく付きの物件ではないですか?
信じられないほど安く購入できる物件に出会う事もあるでしょう。
投資に対して見込める利益が高いとなると、これはチャンスととられる方もいるかもしれません。しかし、安価であるという事はそれなりに裏があることがあります。そこで事故や事件があったという”いわくつき”の物件などは価格が下がりがちです。そういった噂があると、借主も見つけにくくなり、結果的に不動産投資がうまくいかなくなることもあるのです。そのリスクも織り込んだうえで検討して購入するのであればよいですが、単にカタログ上の価格と利回りを参考に選ぶという事は避けたほうが良いでしょう。
不利な情報を積極的に開示する業者は少ないですから、できれば現地に足を運び、周りの人に話を聞いてみるなどという事を心がけるようにしたいものです。
入居者確保の大切さ
不動産投資を行う上で大切なのが、入居者を確保できるかどうかという事です。
せっかく投資をしても、借主が見つからなければ収益を生むことはありませんし、管理費用だけが掛かって赤字となる可能性が高くなります。不動産の扱いに慣れている方なら自分ですべて行うことでコストを下げられますが、初心者がすべてを行うことは難しいでしょう。
物件の売買だけではなく、売った後の入居者確保まで面倒を見てくれる不動産会社であれば、不動産投資に慣れていない方でも安心して取り組めます。場合によっては、空室で収入がない場合に補填してくれるなどというところもあります。管理についても自分で行うことが難しければ、管理までトータルでお願いできる業者を選ぶと始めやすいでしょう。